幻の記事を入手!某週刊誌は東京都柔道整復師会副会長・新井宏をここまで追っていた!
2023/02/14
公益社団法人東京都柔道整復師会のスキャンダルについては、FRIDAYだけが取材をしていた訳ではなかった。
柔整ジャーナルの取材により、当該記事の原稿を入手したためここに公開する。
東京都柔道整復師会は公益社団法人の資格を剥奪されてもやむなし。役員報酬の不正受領、経費の不正使用、職場不倫を放置不正のオンパレード、腐った組織を立て直すことはできないのか…
腰やひざなどの痛みを解消するために、家の近所の接骨院や整骨院に通っている読者も少なくないはず。
接骨院や整骨院の全国組織が公益社団法人日本柔道整復師会。
その最大支部である東京都柔道整復師会(東京都文京区本郷1-11-6)は、約1300人の会員が加盟し、年間の収益は5億円にものぼる。
いま同会において、組織のトップに立つ役員全員が、5年以上にわたり組織ぐるみで役員報酬を不正に受領し、その事実を隠蔽しているという。
同会の規約によると役員報酬(月額)として、会長27万3600円、副会長22万8700円、専務理事21万4500円、常務理事20万1100円の固定給が支払われているが、そのほか1日4時間以上、勤務した場合、日額報酬(日当)1万200円が支給される。
この日当をめぐり、会長、副会長含む役員9人が出勤した実態がないにもかかわらず、虚偽の「執務日誌」を提出し、不正受領しているという。不正受領は役員全員で年間3000万円以上、その総額は1億円以上とみられている。
6月3日発売の写真週刊誌「フライデー」(講談社)でも、詳しく報じられているが、この組織ぐるみの不正受領を主導しているのが副会長を務める新井宏(62)。
ここに独自入手した同会の「理事執務状況」と「執務日誌」がある(たとえば、新井は、さる2022年3月18日、夜20時〜24時まで本郷の会館に出勤し、4時間勤務したと「執務日誌」に記載している。
しかし、同会の関係者は「この日、新井は21時30分には退社していた」と断言する。しかも、当日、会館を出た新井はまっすぐ杉並区の自宅には帰らず、女性と落ち合い、水道橋のマクドナルドに立ち寄り、3000円分のハンバーガー、ポテト、ジュースをテイクアウト。そして、ビニール袋を手に持ち、都営地下鉄三田線「水道橋」駅構内のベンチに向かうのだった。
そして、ふたりは、人目をはばから地下鉄のベンチに腰掛けて、ハンバーガーを食べ始めるのだった。新井の隣に座った、この女性は、同会の職員(役職は次長)の小前安代(48)。つまり、既婚者の新井と独身の小前は、約10年にわたり不倫関係にあるのだ。
さらに、4月11日も新井は虚偽の申告を行い(同会の『執務日誌』を閲覧すると本郷の会館に出勤とあるが、実際は渋谷のヒカリエで2人は落ち合っている)、小前とデートを楽しんでいた(写真参照)。
3月18日の東京は「まん延防止」期間。公益社団法人の副会長と職員が2人で地下鉄のベンチに座って、マスクを外してのんきにファストフードを食べているが、2人には社会人としての自覚はないのだろうか。もしも、これが、たとえばトヨタ自動車の役員と社員が、こんなことをやっていたら明らかにコンプライアンス違反で罰則を受けるが、東京都柔道整復師会は2人の関係を黙認している
新井の愛人・小前は、21歳で同会に新卒で就職。新井の寵愛を受けた小前は、周りの職員から見ると非常に不可解な人事考課により、現在は次長という職員の中ではトップの地位にのぼりつめている。給料もほかの職員と比べて、2倍近くの特別待遇だ。
さらに、小前は、経理部門の管理・監督者でもある。つまり、役員報酬の不正受領について、その事実を詳細に把握しているにもかかわらず、自ら実行役を担っているという。
新井は、愛人に犯罪の片棒を担がせ、不正受領のスキームを構築し、自身は年間300万円以上を不正受領をしている。さらにほかの理事も同様の虚偽申告を促し、共犯者にすることで一蓮托生の関係をつくっているのだ。
こうした役員報酬の不正受領は、5年以上にわたって常態化し、不正受領の総額は1億円以上にものぼると、前出の関係者は指摘する。
数年前に、役員による不正受領の疑いを指摘した元職員はこのように語る。
「当時、わたしは、役員の『職務日誌』を整理する仕事をしていました。誰の目から見ても明らかに出勤していないのに『執務日誌』には出勤と記載されていたので、『◯月◯日、わたしは出勤していましたけど、新井さんも、ほかの役員の人も来ていませんでしたよね。どういうことですか?』と、組織管理を任されている役員に報告したんです。
すると、その役員は『余計な詮索はしなくていい』と逆ギレされました…。2時間以上、会議室に閉じ込められて、詰問されたり。
パワハラも常態化していたので、こんな腐った組織にいると自分が壊れてしまうと思い、すぐに辞表を提出しました」