柔整ジャーナル

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会計調査・報告委員会という茶番劇を解説する(2)

   

さて、既に会計調査・報告委員会の報告書の解説前に記事を1つ消費してしまうというお粗末な流れになってしまったが、本編に入ろうと思う。

公益社団法人東京都柔道整復師会のホームページで確認できるファイルだが、そこまでしないといけないファイルではないのでここでも全体を確認できるようにしておく。

本記事では概要の解説に留めたい。

よっぽどお時間がある方は、報告書に目を通していただいても良いだろう。

cyousa_houkoku2023.1.20

まず、全体的な流れから所感を述べさせていただく。

会計調査・報告委員会という茶番劇を解説する(1) でも述べたが第三者委員会とやらの士業の方にとっては「ちょろい仕事」だったんだろうというイメージである。

結果ありきでの依頼だったのであろうが、この調査でいったいいくら支払われたのであろうか。

また、筆者はこの報告書に目を通して士業の「巧さ」も感じている。

結果ありきの要請に応えながら、自らが懲戒請求をされないよう巧く報告書をまとめているという意味では「良くできた」報告書ではある。

しかし、記事に筆者の主観を入れる事は不適当ではあると考えるが筆者の長年の取材経験からこんなことも考えるのである。

公益社団法人東京都柔道整復師会は柔道整復師の皆さんに対して、この調査報告書で納得すると思っていたのか?である。

誤解を恐れずに言えば「公益社団法人東京都柔道整復師会の柔道整復師は舐められているのか?」と正直言って感じた。

これは業界的な特徴なのかは柔道整復師ではない筆者には分からないが、他の業界ではあり得ない。

この報告書で事態が沈静化すると都柔整の会員を舐めているような印象を受けなくもない。

逆にこの報告書で公益社団法人東京都柔道整復師会執行部にお墨付きを与え、禊が済んだかのように考える会員はどれくらいいるのか?

いるのであれば、筆者にとって柔道整復師業界というものがとても歪な変わった業界としか思えないのである。

年間5億円とも言われる会費等を得て、不明朗な会計処理や都柔整内での不倫公認、会員への説明責任を果たしていない上で公益社団として活動している東京都柔道整復師会執行部に対して何かカルト的な「盲信」があるように見えてならない。

次の記事では報告書本編の「おちょくり」について取材で明らかになった実態を含めて解説していきたいと思う。

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